腰部脊柱管狭窄症・腰痛|北九州市小倉南区守恒・企救丘|スポーツ整体・スポーツ治療

こんにちは!

福岡県北九州市小倉南区守恒本町にありますPersonal Therapyの豊瀬です。

腰痛に関するお悩み相談がよくあります。腰痛で悩んでいる方は多いですね。

『腰から足にかけて痛みと痺れがある』

『家事をすると痛くなる』

『痛みや痺れがあり長く歩けない』などなど…

相談内容をあげればきりがないくらい悩んでいる方が多いのが現状です。

この記事では、腰痛の中でも腰部脊柱管狭窄症について解説していきたいと思います。

『年中痛みがあってつらい』

『痛みや痺れが段々強くなってきていて歩けなくなるかもしれない不安』

『仕事や家事に支障が出て困っている』

『手術を勧められているが手術はしたくない』

『少し歩いたらすぐ休憩しないと歩けない』

このような症状がありお困りの方は多くいらっしゃいます。

お薬や湿布を使用しても痛みが取れない、整骨院やマッサージ店に行っても変わらない、自分でストレッチしても変わらないこともあると思います。残念ながら腰部脊柱管狭窄症は薬やストレッチでの症状改善が難しいケースもあります。

『腰椎部の神経の通り道(脊柱管)が狭くなるとその中を走る神経が圧迫され、下肢の痛みやしびれ感、麻痺(脱力)が発生します。時には股間の火照り、排尿後にまだ尿が完全にえない感じ(残尿感)、便秘などの症状が発生することもあります。これらの症状は主に立つ・歩くことにより悪化し、さらに長距離を続けて歩くことができなくなります。この歩く・休むを繰り返す状態を間欠跛行(かんけつはこう)と呼び、腰部脊柱管狭窄症に特有な症状です。』※公益社団法人日本整形外科学会から抜粋

このように脊柱管狭窄症は、脊柱管内の神経が圧迫を受けたり、血流障害をきたすことで腰から足の痛みや痺れを生じる疾患です。

年齢や構造的な変化などで、脊柱管が狭くなり、その中を通る神経が圧迫されることで、痛みや痺れなどの症状が出現します。上記の日本整形外科学会にも書いてありますように、脊柱管狭窄症の特徴的な症状の一つに『立位・歩行時に症状が悪化し、腰から下肢にかけて痛み・痺れが生じたり、ふくらはぎが張って足が前に出しにくくなったりする』というものがあります。また午後や夕方に症状が強く出るのも特徴です。

脊柱管狭窄症は神経のどこが圧迫されているかによって分類されています。

『馬尾神経』と呼ばれる腰部脊柱管内の神経の束が圧迫される状態です。症状は、脚や臀部(お尻)の痛みや痺れ、排尿・排便障害、会陰部の違和感などさまざまな障害が出やすくなります。

馬尾から枝分かれをして背骨の間から出る神経の根元が圧迫される状態です。症状は、脚の痛みや痺れ、麻痺などが出やすくなります。

馬尾型と神経根型が合併している状態です。

脊柱(背骨)を横から見て前後に分けると、前方に椎体と椎間板があり、交互に積み重なった構造になっています。

椎間板の中は柔らかいゼリー状の物質で満たされていて、そのゼリー状のものを髄核といい、70〜80%は水分でできているため弾力性に優れています。

加齢とともに、髄核の水分量が減っていき、弾力性は失われ、椎間板も劣化していきます。椎間板は一般的に30代から老化が始まっているとも言われています。

椎間板が劣化していくと、椎間はバランスを崩して不安定な動きをするようになっていきます。それを安定させようとして脊柱管の後方を支えている黄色靭帯という靭帯がたわんだり肥厚したりして、椎間関節にも負担がかかり、神経を圧迫して症状が出ることもあります。

脊柱は骨が一つずつ積み重なり積み木のようになっているため、その一つ一つの骨が使い方や長年の癖・悪い姿勢によってズレ、神経を圧迫することもあります。

腰部脊柱管狭窄症に似た症状の病気に『末梢動脈疾患』という下肢動脈が詰まる病気があります。足先の痺れや痛み、間欠性跛行などの症状が出現します。

腰部脊柱管狭窄症と末梢動脈疾患の症状の違いは、腰部脊柱管狭窄症の場合は『前屈みになると楽になる』という特徴があります。上記にも書きましたが、腰部脊柱管狭窄症は黄色靭帯がたわむことが原因の一つのため、前屈みになると脊柱管を圧迫する黄色靭帯が伸び椎間関節も動くことによって脊柱管の面積が広がり、症状が緩和します。

腰部脊柱管狭窄症は前屈みでショッピングカートなどを押しながら歩くと楽で、自転車も漕げたりする方も多くいます。これに対して、末梢動脈疾患に伴う間欠性跛行が生じている場合は、姿勢に関係なく生じるため、前屈みの姿勢をとっても症状は和らぎません。また安静にしていても足先が痛くなったりもします。

1.運動療法

整形外科にあるリハビリや整骨院で運動指導を行なったり、徒手療法・電気治療などを行なったりします。

2.薬物療法

痛みを和らげるための鎮痛剤や神経の血流を増加させるお薬などを内服し、症状の改善を図っていきます。

3.神経ブロック療法

運動療法や鎮痛剤で痛みや痺れの改善が難しい場合には、神経ブロック療法を行なったりします。

仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロックがあり、医師の判断の元行います。

4.手術

手術が必要かどうかは医師が画像や症状から判断します。

一般的には、除圧術と固定術があります。

ここでは保存療法の中でも運動療法について詳しく述べていきます。

上記でも述べたように腰部脊柱管狭窄症は、椎間板の劣化や黄色靭帯のたわみや肥厚など何らかの影響により脊柱管内が狭くなり神経を圧迫することで症状が出現します。これにすべり症などがあると症状は出やすくなると思います。

ここではまず一般的な治療方法を紹介します。

腰背部のストレッチとして『膝かかえストレッチ』や股関節前面や太ももの前のストレッチの『片膝立ちストレッチ』などストレッチだけをとっても沢山あります。

背骨を支えるコルセットのような役割がある腹横筋という筋肉があり、代表的なトレーニングは『ドローイン』があります。やり方はここでは紹介しませんが簡単に行えるトレーニングです。また腹筋と背筋のトレーニングとして『ダイアゴナル』があります。

ストレッチもトレーニングもネットで検索すれば沢山あります。注意していただきたいのは、『沢山行えばいい』や『痛くても無理して行なったほうがいい』、『この運動が良いと聞いたから行う』という考えで行うとかえって自分のカラダに負担がかかる場合があります。自分のカラダに何が必要なのか、どんなストレッチや筋トレをどの程度行なったほうが良いのか、この判断は非常に難しいと思います。

ただ闇雲に行うのは悪化させる可能性があります。腰部脊柱管狭窄症の原因はどこからきているのかをしっかり把握して行わないと痛みや痺れがより強くなる場合があります。

私自身が黄色靭帯の肥厚を元に戻すことはできません。すべり症などで背骨がズレているものを矯正することもできません。

ただPersonal Therapyではオールハンドで背骨一つひとつの動き(椎骨の回旋や前後左右の動き)を出すことにより、神経を圧迫している部分への負担を減らすことができます。その積み重ねにより症状が改善していきます。椎骨の動きを出すだけではなく、原因となっている所を追求してアプローチも行います。原因となっている箇所はクライアントさん毎に違います。一人ひとり生活習慣も違いますし、姿勢やカラダの使い方も違います。何が原因となっているかをしっかり考えないといけません。クライアントさんごとの対応を考えてアプローチを行うことを一番大切にしておりますので根本的な解決に繋がり、良い状態をキープすることができます。

よってストレッチやトレーニングを自分勝手に行っていたら悪くなることも十分あります。

Personal Therapyではどのストレッチやトレーニングがクライアントさんに一番合っているかしっかり考え、提供していきます。

70代 女性

1年以上前から腰痛が出現し、腰から下肢にかけて痛む。

症状はだんだん酷くなり、近くの整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断され治療に通うも改善せず、知人に紹介された整骨院でも改善があまりありませんでした。

横断歩道も途中で休まないと渡れない程に症状が悪化し、手術を医師から勧められている状況で当院に来院されました。

最初の問診で痛みと痺れが1年以上続いていると伺い、クライアントさん本人に『数回で良くなることは難しいです』と正直にお伝えしました。

痛みの改善は腰への負担となっている原因(今回の場合は頚部・胸郭部)への治療を行っていくと数回で軽減しました。ただ、痺れの改善には神経の回復に時間が必要なため、すぐに改善することは難しいです。これが『数回で良くなることは難しいです』と伝えた理由です。神経症状が出ていて、すぐ改善する場合は経験上10%に満たない印象です。90%以上はいつの間にか症状が消えてきたと感じるパターンだと考えております。

今回のクライアントさんは痛みは早期に改善し、痺れも感じなくなってきたのは2ヶ月くらいでした。

椎骨の回旋・前後左右の動きを一つずつ出しながら原因の場所へのアプローチも行い、トータルバランスを整えていきました。その後も痛みや痺れの再発もなく、今では1時間、2時間歩いても大丈夫とのことです。

  • Personal Therapyでは腰部脊柱管狭窄症の痛みや痺れなどの苦しみに対して真摯に向き合い対応していきます。
  • 腰部脊柱管狭窄症の原因の特定を行い、根本的なアプローチを行っていきます。
  • 痛みが再発しないようにセルフストレッチやトレーニングのアドバイスも行います。

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